習近平総書記の上海視察が発した重要なメッセージ

習近平総書記は11月28、29両日に上海市を視察した。現在、上海は党中央の方針に従い、経済・金融・貿易・海上輸送・科学技術革新の「5つの国際センター」の構築を加速し、浦東新区も社会主義現代化建設先導区の構築を加速している。今回の視察は、当面の取り組みを達成し、来年の経済・社会の質の高い発展の計画を立てるうえで、重要な意義を持つ。新華社が伝えた。

■金融は実体経済に一層寄与すべき

習総書記は今回、中央金融政策会議の開催から1ヶ月足らずという時期に上海先物取引所を視察した。これは、習総書記が金融の質の高い発展の推進と金融強国の建設加速を非常に重視し、これに強く期待していることを示している。

習総書記は金融の質の高い発展をめぐり、実体経済への一層の寄与を指示している。習総書記は、上海視察の最初の目的地に上海先物取引所を選んだことで、中央金融政策会議の精神を着実に実行に移し、新時代の新たな道のりにおいて金融の質の高い発展をより良く推進するために、さらなる方向性を示した。

■中国式現代化の鍵は科学技術の現代化にあり

科学技術における高水準の自立・自強の加速は、質の高い発展を推進するうえで必ず通らなければならない道だ。習総書記は今回、張江科学城（張江サイエンスシティ）で上海科学技術革新成果展を視察したことで、科学技術革新が質の高い発展を支え、先導すること、そして国家の発展の全局において核心的地位を占めることを改めて示した。

上海科学技術革新成果展は、過去10年間の上海の科学技術革新機能の強化と国際科学技術革新センターの構築推進における進展を集中的に展示。これらの成果は、上海が党中央の指示に従い、国際科学技術革新センターをしっかりと構築し、科学技術における高水準の自立・自強を先導するための基盤と条件を備えていることを物語っている。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年11月30日