習近平総書記がベトナムメディアで署名入り文章を発表

習近平中共中央総書記（国家主席）は12日、ベトナム国賓訪問に合わせて、同国共産党機関紙「ニャンザン」で、「戦略的意義のある中国・ベトナム運命共同体を構築し 手を携えて現代化に向かう新たな章を開く」と題した署名入り文章を発表した。

文章は「両党と両国政府の指導部は親戚のように頻繁に往来し、各部門、各地方の協力もより緊密になった。中国は長期にわたりベトナムにとって最大の貿易パートナーであり、ベトナムは中国にとって東南アジア諸国連合（ASEAN）で最大の貿易パートナー、世界で第四の貿易パートナーだ。今年に入り、両国の人的往来は迅速に回復し、1～10月にベトナムを訪れた中国人観光客は延べ130万人を超えた。両国は共に多国間主義を旗印にし、それぞれの核心的利益と重大な関心事に関わる問題で支持し合い、国際・地域協力メカニズムで緊密な連携を保っている」と述べた。

また「両国は戦略的意思疎通を保ち、中越運命共同体の政治的基礎を固めなければならない。相互補完性を発揮し、中越運命共同体の協力の基礎を強化しなければならない。友好交流を強化し、中越運命共同体の民意の基礎を固めなければならない。意見の食い違いを適切に管理・コントロールし、中越運命共同体の共通認識の基礎を拡大しなければならない。中国は周辺外交政策の継続性と安定性を保ち、中国式現代化が周辺地域により多くの恩恵をもたらすようにし、アジアの現代化プロセスを共に推進し、ベトナムを含むアジア諸国に新たな発展のチャンスを提供していく」と述べた。

「中国国際放送局日本語」より 2023年12月12日