今シーズンの冬最強の寒波が中国に襲来 最低気温が急降下

人民網日本語版 2023年12月14日14:57

今シーズンの冬最強の寒波が今月13日から中国に襲来している。寒波は16日までの間、西から東へ、北から南へと移動して、中国の大部分に流れ込む見込みで、一部の地域では最高気温が約20度も低下する可能性がある。17日早朝の予想最低気温0度ラインは、貴州省南部や江南エリア北部一帯にまで南下しそうだ。中国天気網が報じた。

中国天気網の気象分析師・王偉躍氏は、「今回の寒波の襲来期間中、中国の省都級大都市のうち、影響を受けないのは青蔵(チベット)高原地区に位置する拉薩(ラサ)だけとなるだろう。他の省都級大都市は程度の差は異なるがいずれも気温が低下するだろう。うち気温低下が最も激しくなるのは、北方エリアの大部分では14日から17日にかけて、南方エリアでは16日から17日までとなりそうだ」としている。

中国天気網が作成した14日から18日までの予想最低気温を示すカレンダーを見ると、北京や天津、石家荘、蘭州、西寧、瀋陽などで今年下半期で最も低い気温を記録する可能性がある。17日の予想最低気温を見ると、鄭州が氷点下16度、済南が氷点下14度、天津が氷点下14度となっており、12月中旬としては過去最低気温を塗り替え、1年で最も寒い時期である「三九・四九(冬至から3番目と4番目の9日間)」よりも寒くなりそうだ。

15日に、寒波は南方エリアに到達し、大部分の気温が2-3日の間に急降下し、例年より大幅に低くなりそうだ。気温低下が最も激しくなる地域は貴州省から江南エリア一帯に集中しており、最高気温の低下幅は約20度になり、前後で激しい温暖差となりそうだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年12月14日

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