IMF等による中国経済成長率予測の上方修正について外交部がコメント

複数の国際機関が最近、今年の中国経済の成長率予測を上方修正し、来年の中国経済の成長を有望視していることについて、外交部（外務省）の汪文斌報道官は21日、「中国は引き続き高水準の対外開放を拡大し、中国の発展によるメリットを世界と分かち合っていく」と表明した。

汪報道官は「最近、国際通貨基金（IMF）や経済協力開発機構（OECD）を含む複数の国際機関が次々に今年の中国経済の成長率予測を上方修正し、来年の中国経済の成長を有望視している。各機関は、中国が世界経済の成長における最大のエンジンであるとの認識で一致している」と指摘。

「中国は世界最大の潜在力を秘めた超巨大市場だ。政府の打ち出したマクロ政策措置は経済回復・好転を力強く後押ししており、金融政策と財政政策を強化する余地が十分にある。中国による改革開放の全面的深化は、持続的で健全な経済発展に強大な原動力を与えている。世界の新たな科学技術革命と産業変革も、中国経済の発展により広く大きな舞台を提供した」と述べた。

また「全般的に見て、中国の発展は有利な条件が不利な要因を上回っており、経済の回復・好転、長期的好転という基調は変わっておらず、質の高い発展を支える要因と条件が絶えず積み重なり、増加している。中国は高水準の対外開放を拡大し続け、絶えずビジネス環境を改善し、知的財産権の保護を強化し、世界的競争力を持つオープンイノベーション・エコシステムを形成し、中国の発展によるメリットを世界と分かち合っていく」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年12月22日