中国はガザ地区の停戦のため引き続き努力

人民網日本語版 2023年12月25日15:03

国連中国政府代表部の戴兵臨時代理大使は22日、国連安保理の他の構成国と共に、安保理がより責任と意義のある行動を速やかに取る後押しを継続し、ガザ地区の停戦、「二国家解決」の着実な実行、中東の平和・安定実現のためにたゆまず努力を継続する意向を表明した。新華社が伝えた。

戴氏はパレスチナ・イスラエル情勢に関する安保理決議案採決後の発言で、「中国は決議案が採択されたことを歓迎する。だが、周知の原因により、決議案はいくつかの重要な面で少なからぬ調整が行われた。これは安保理構成国が努力してきた方向と一致せず、期待に及ぶものとはならなかった。それでも、現在の切迫した事態やガザ地区における日々悪化する人道的災害を考えれば、安保理による今回の行動は、より多くの物資をより早くガザ地区に搬入する後押しをするうえで希望をもたらすものである。当然ながら、惨禍の中にあるガザ地区の人々がこの希望を真に感じることができるか否かは、決議が着実に履行されるか否か、決議の要求が確実に実行されるか否かにかかっている」と指摘。

「中国は決議に基づく新監視体制ができるだけ早く確立されることを希望し、決議の履行状況を国連事務総長が速やかに安保理に報告することを期待する。安保理は決議の履行に際して遭遇する問題や困難を解決するため、随時さらなる行動を取る準備をしておくべきだ」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年12月25日

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