ロボットのサポートで搭乗!中国初の手荷物自動積載システムが試験運用へ

人民網日本語版 2024年01月04日13:49

セキュリティチェックを終えた荷物は、ベルトコンベアで輸送され、そして駐機場に運ばれ、最終的に「搭乗」する……。旅客は空港で搭乗を待つ間、アプリで自分の荷物の「飛行ルート」を追跡できる。RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる手荷物全過程追跡システムを応用するハブ空港が増え続けている。一方で、手荷物の「搭乗」の最終ステップも、ロボットという新たなメンバーを迎えようとしている。産業用ロボットアーム、視覚識別、人工知能(AI)アルゴリズムなどの先進技術を利用し手荷物の識別とつかみ取りを行うとともに、手荷物の大きさに基づき自動で「搭乗」できる。

成都新津天府スマート製造産業パークの民航成都物流技術有限公司(民航物流)への取材により、民航物流が独自に研究開発した中国初の手荷物自動積載システムが、今年4月より中国のある大型ハブ空港でいち早く試験運用されることが明らかになった。

民航物流の研究開発拠点に入ると、シミュレーションされた空港の手荷物の流れが目に入った。手荷物が独立したパレットによって急速に前進した。回転盤の傍らに設置された2台の産業用ロボットが「手」を動かしていた。一方の手で回転盤の手荷物ケースをつかみ取り一箇所に集め、もう一方の手で積み重ねた手荷物ケースを改めて回転盤に置いていた。このような効率的に回転する手荷物輸送シーンが毎日、北京大興国際空港や成都天府国際空港などの大型ハブ空港内で見られる。

民航物流設備技術ディレクターの向勇氏は取材に、「当社が独自に研究開発したこの手荷物自動積載システム(ABLS)は主に空港物流スマート処理の分野で用いられる。空港の手荷物処理システムの各シーンにおける手荷物の自動積載を行える。同システムは主に産業用ロボットアーム、視覚識別、AIアルゴリズムなどの先進技術により手荷物を識別しつかみ取るとともに、荷物のサイズに基づき自動で手荷物をトレーラーに積み込む」と述べた。

「当社のこのシステムには6つの特徴がある」。向氏は、「まずは高柔軟性だ。柔らかい荷物や硬い荷物など各種類の荷物をつかみ取ることができる。次に広い適用範囲だ。空港の異なるシーンにおける手荷物の自動積載の需要を満たせる。このほか、スマート化水準が高いため、手荷物のリアルタイムの積み重ねや車両積載スマート検査などの機能を実現できる。また同システムは速やかに設置でき、敷地面積が小さく、既存のシステムを改造する必要がなく、速やかに設置できる。システムにはさらに高い信頼性が備わっており、複数種類のセンシング技術により手荷物の安定的でソフトなつかみ取りを実現し、手荷物の損傷を減らす。最後に安全レベルが高い。システムには複数の安全保護システムがあり、システムの安全と効率を同時に実現している」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月4日

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