四川・重慶共同建設実験室第1弾が承認

人民網日本語版 2024年01月17日14:04

四川省科学技術庁と重慶市科学技術局がこのほど共同で「四川省と重慶市による重点実験室の共同建設の認定に関する通知」を発表し、四川省瀘州市に位置する西南医科大学附属病院と重慶医科大学が共同建設する心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室が承認されたことが16日、明らかになった。科技日報が伝えた。

今回承認された重点実験室はそれぞれ、心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室、デジタル経済スマート・安全四川・重慶共同建設重点実験室、中医薬新薬創出四川・重慶共同建設重点実験室で、科学技術イノベーション体制の重要な構成部分だ。心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室は、心代謝性疾患四川省重点実験室を利用し、研究方向として心代謝性疾患の川上・川下に焦点を当てる。川上は代謝異常症、川下は血管損傷に当たり、心代謝性疾患の体系的な研究を行う。

心代謝性疾患四川・重慶共同建設重点実験室室長で、西南医科大学附属病院党委書記の徐勇教授は、「いわゆる心代謝性疾患とは、分かりやすく言えば高血圧、高血中脂質、高血糖、そしてそれにより生じる心血管疾患、卒中、糖尿病、腎臓病などで、中国人最大の死因になっている。2つの心代謝性疾患チームの資源を共有することで、より多くの研究成果を産出し、心代謝性疾患の基礎研究と臨床実用化の水準を高め、心代謝性疾患の危害を減らし、四川と重慶両地域の社会・経済の発展を促進することになる」と述べた。

瀘州市科学技術・人材活動局の関係責任者によると、四川と重慶が重点実験室を共同建設するのは、イノベーション資源集約の加速が狙いで、質の高い協同エリア2都市経済圏の建設に対して重要な意義を持つ。両省市は四川・重慶共同実施の重点研究開発プロジェクトと国家エリアイノベーション発展連合基金などを優先的に推薦し、実験室に重点的で優先的な支援を行う。

また四川・重慶共同建設重点実験室は設立された後、産業応用を方向性として、各自の分野と研究方向で応用の基礎研究と先端技術の研究を行い、国家重点科学技術任務を積極的に目指し、それを引き受け、複数の協同イノベーション科学研究プロジェクトを企画・実施し、成果の実用化を模索するとともに、産業化の効果的な道筋を形成する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月17日

注目フォトニュース

関連記事