LNG冷熱エネルギー養殖モデルプロジェクト、水揚げ始まる
人民網日本語版 2024年01月19日15:04
中国海洋石油集団有限公司(中国海油)によると、中国初の液化天然ガス(LNG)冷熱エネルギー養殖モデルプロジェクトは18日、広東省深圳市で正式に水揚げが始まった。同プロジェクトは広東大鵬LNG受入基地に位置し、試験期間中のアカウオやフエダイ科などは、40日の試験養殖・観察期間中に各種成長・生理指標が安定した。年間生産量は50トンに達する見込みだ。人民日報が伝えた。
LNGの気化外部輸送中に大量の冷熱エネルギーが生まれる。これを海水に直接放出すればエネルギーの浪費になる。大鵬LNG受入基地の2023年の冷熱処理量は800万トンを超えた。LNGと海水の熱交換により海水の水温が約5℃下がる。異なる季節により通常は15℃-25℃の間で保たれ、経済的価値の高い魚の成長に適している。
LNG冷熱エネルギー養殖モデルプロジェクトによる環境効果も高い。試算によると、1立方メートルの海水の水温を5℃下げるには5.8kWのエネルギーが必要だ。養殖モデルプロジェクトが利用する冷熱エネルギーは毎年、一般社会の電力消費量197万kWh、二酸化炭素排出1800トンの削減に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年1月19日
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