西蔵の高標高地域、太陽熱利用集中暖房を導入

人民網日本語版 2024年01月09日15:11
西蔵の高標高地域、太陽熱利用集中暖房を導入
申扎県政府所在地集中暖房プロジェクト太陽光集熱場(ドローンで1月6日に撮影)。

西蔵(チベット)自治区那曲(ナクチュ)市申扎(シェンザ)県は西蔵北部の高原の奥地に位置する。県政府所在地の標高は約4700mで、冬は寒い。現地の人々は以前、冬は牛糞炉で暖を取るしかなかった。2019年より、申扎県政府所在地は太陽熱を利用した集中暖房を導入し、人々が暖かく冬を越せるようになるとともに、二酸化炭素の排出も削減した。新華網が伝えた。

申扎県政府所在地集中暖房プロジェクト太陽光集熱場の約1万8000平方メートルの太陽光集熱パネルは太陽追跡システムによって制御される。太陽の運動に伴い角度を調整し、集熱効率を高めることができる。7カ月の暖房供給シーズンに、県政府所在地住民に24時間連続の暖房を提供している。

同県では現在2900人以上の住民がクリーンな太陽熱利用集中暖房を導入しており、県政府所在地住民の約80%を占めている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月9日

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