厦門の生態系保護・修復から見る「習近平生態文明思想」の実践
福建省厦門(アモイ)市は、「習近平生態文明思想」の重要な揺籃地であり、他に先駆けて実践された地でもある。1988年3月、中国共産党厦門市委員会常務委員、厦門市常務副市長であった習近平氏が、汚水が流入して魚やエビが死滅した篔簹湖について「法に基づく対策、汚水遮断・処理、汚泥除去・護岸、水質改善、環境美化」という画期的な方針を打ち出したことで、篔簹湖の総合的対策の幕が開かれた。計5期にわたる大規模な対策を経て、かつての「汚水湖」は「都市のオアシス」へと変貌した。篔簹湖の総合的対策を出発点として、厦門市は30年以上にわたり積極的に「海域、流域、全域」の生態系保護・修復を推進し、質の高い発展と高水準の保護の協同推進、人と海の調和の促進という生態文明実践の道を歩みだし、質の高い発展を促進し、生活の質を高め、「美しい中国」という絵巻における「厦門の巻」を描きだした。一つの湖から一つの都市へ。そこには、発展理念と発展パターンの変化が凝縮され、生態文明建設の鮮やかな実践が映し出されており、「習近平生態文明思想」の真理の力と実践の偉力がはっきりと示されている。人民日報が伝えた。
美しい中国の建設は社会主義現代化国家の全面的な建設における重要な目標であり、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現における重要な要素だ。30年以上にわたり、厦門市は山・水・森林・田畑・湖・草地・砂地の生命共同体を構築し、法に基づく対策、科学的対策、根源的対策、体系的対策、協同的対策を堅持し、生態環境対策の現代化水準を高め続け、高水準の保護と質の高い発展の望ましい連動を実現し、「環境によって成長を促進し、発展によって環境を改善する」という質の高い発展の新たな道を歩み出した。実践が示すように、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」、特に「習近平生態文明思想」を指針として堅持し、「豊かな自然は金銀同様の価値がある」との理念を堅固に確立・実践し、質の高い生態環境によって質の高い発展を支え、人と自然が調和的に共生する現代化の実現を志向する美しい中国の建設の新たな構造の形成を加速してこそ、中華民族の偉大な復興を支える生態基盤を堅固に築くことができるのだ。
習近平総書記は「自然を尊重し、自然に順応し、自然を保護し、人と自然の調和ある共生を促進することは、中国式現代化の鮮明な特徴である」と指摘した。現在、中国の経済・社会発展は、すでにグリーン化と低炭素化という質の高い発展の段階に入っており、美しい中国の建設における重要な時期にある。美しい中国の建設を強国建設と民族復興において突出した位置に据え、より高い位置、より広い視野、より大きな力で生態環境保護の取り組みを計画・推進し、持続的に質の高い発展の潜在力を高め、人と自然の調和する共生を促進すれば、必ずや美しいふるさとを築き、中国式現代化の美しい章を共に綴ることができるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月21日
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