南極の崑崙基地、初の近赤外線望遠鏡による観測が開始

人民網日本語版 2024年02月22日14:01

崑崙近赤外線望遠鏡

崑崙近赤外線望遠鏡

中国第40次南極科学観測隊は南極の崑崙基地で、初の近赤外線天文観測及びジオスペース環境全時間監視を実施し、崑崙基地の全天近紫外線放射背景などの重要データを測定することにより、崑崙基地の通年の空・宇宙観測にしっかりした基礎を提供している。人民日報が伝えた。

南極スカイサーベイ望遠鏡「AST3-2」

南極スカイサーベイ望遠鏡「AST3-2」

この重要設備は独自に研究開発した耐低温光学鏡胴や全密閉ダイレクトドライブモーター重要技術を応用し、設備の環境適応能力を大きく高めた。南極氷床の最高地点であるアイスドームAエリアに位置する崑崙基地は、空気が薄く澄んでおり、極めて優れた天文観測条件が整っている。極夜に入ると、無人当直の近赤外線望遠鏡は遠隔操作を通して、基地の南極スカイサーベイ望遠鏡「AST3-2」と協同で時間領域天文学観測を実施し、崑崙基地の近赤外線観測の空白を埋めることになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年2月22日

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