【王毅外交部長記者会見】パレスチナ・イスラエル衝突について中国の立場と主張を表明

第14期全国人民代表大会（全人代）第2回会議は北京時間3月7日午前10時に「中国外交政策と対外関係」について記者会見を行い、王毅中共中央政治局委員（外交部長）が国内外の記者からの質問に答えた。

王氏は、「このたびのパレスチナ・イスラエル衝突により10万人の民間人が死傷し、罪のない人々がどれくらいがれきの下に埋められているのかまだわからない。生命に貴賤はなく、人種や宗教で区別をしてはならない。21世紀の今日にあって、このような人道的災難を制止することができないとは、人類の悲劇であり、さらに言えば文明にとっての恥辱だ。いかなる理由があっても衝突が長引いていることの言い訳にしてはならないし、いかなる口実があっても民間人が殺戮されたことを許してはならない。国際社会は早急に行動を起こして、即時停戦を全てに優先する第一の任務とし、人道的支援の確保を一刻の猶予もならない道義的責任とするべきだ」と述べた。

王氏は、「中国はパレスチナが国連の正式な加盟国になることを支持し、安全保障理事会の特定の理事国に対し、このことに関連して新たな障壁を設けないよう呼びかける。中国はより大規模な、より権威がある、より実効性のある国際的な和平会議を開催し、『二国家解決』のタイムテーブルとルートマップを策定・実施することを呼びかける。中国はパレスチナ・イスラエル双方が和平交渉をできるだけ早く再開して、パレスチナとイスラエルの平和的な『二国家共存』、アラブ人とユダヤ人の両民族の調和的共存を最終的に実現することを主張する」とした。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年3月7日