「水産物輸入規制の即時撤廃を中国に働きかける」との日本首相の発言に外交部がコメント

人民網日本語版 2024年03月13日14:15
「水産物輸入規制の即時撤廃を中国に働きかける」との日本首相の発言に外交部がコメント

外交部(外務省)の12日の定例記者会見で、汪文斌報道官は「日本の首相が水産物の輸入規制措置の即時撤廃を中国に働きかけると述べた」ことに関する質問に対し、「日本の福島原発汚染水の海洋放出は、全人類の健康、世界の海洋環境、国際的な公共の利益に関わる。中国を含む各国が食品の安全と人々の健康を守るために相応の対応措置を取ることは、全く正当で合理的かつ必要な事だ」とした。

「日本による原発汚染水放出後、福島原発で原発汚染水の作業員への飛散や浄化装置からの漏出などの事故が立て続けに起きたことは、福島原発に重大な安全上の問題が確かに存在することを証明し、東京電力内の管理の混乱や日本政府による監督・管理不行き届きも浮き彫りにした。これによって国際社会の懸念は深まり、『安全』で『信頼性がある』との日本側の主張が全く説得力を持たないことも改めて示された」と述べた。

また「中国は日本に対して、国際社会の懸念を強く重視して、原発汚染水の海洋放出が取り返しのつかない重大な結果をもたらすことを防ぐため、周辺諸国などステークホルダーが具体的に参加する、独立した、実効性のある長期的な国際モニタリング体制の構築に全面的に協力するよう促す」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年3月13日

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