日本による原発汚染水の4回目の海洋放出開始に中国は断固反対

人民網日本語版 2024年02月29日13:13
日本による原発汚染水の4回目の海洋放出開始に中国は断固反対

日本の東京電力が4回目となる福島原発汚染水の海洋放出を開始したことについて、外交部(外務省)の毛寧報道官は28日の定例記者会見で、中国として断固たる反対を表明し、間違った行為を止めるよう日本側に要求した。

【記者】日本の東京電力は28日、4回目となる福島原発汚染水の海洋放出を開始した。これは3月17日まで続く見通しで、約7800トンの原発汚染水を放出する計画だ。これについてコメントは。

【毛報道官】日本は国際社会の懸念と反対を顧みず、すでに2万3000トンを超える福島原発汚染水を海洋に放出し、汚染リスクを全世界に押し付けている。これは国際法と合致せず、極めて無責任でもある。

福島第一原子力発電所では最近、原発汚染水の作業員への飛散、浄化装置からの原発汚染水の漏洩といった事故が立て続けに起き、東京電力内の管理の混乱、日本政府の管理・監督不行き届きが浮き彫りになった。海洋放出は「安全」で「信頼できる」との日本側の主張は、国際社会に対して全く説得力がない。

福島原発汚染水の海洋放出は全人類の健康、全世界の海洋環境、国際的な公共の利益に関わる。日本は国内外の懸念を厳粛に受け止め、責任を負う姿勢、建設的な姿勢で適切に処理するべきである。中国は日本側に対して、原発汚染水の海洋放出が取り返しのつかない結果をもたらすことを防ぐため、周辺諸国など利害関係者が具体的に参加する、独立した、実効性ある長期的な国際監視体制の構築に全面的に協力するよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年2月29日

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