宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」が4月3日に中国で公開へ

人民網日本語版 2024年03月18日16:07

米アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したばかりの宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか(中国語タイトル『你想活出怎様的人生』)」が4月3日に中国で公開されることになった。「千と千尋の神隠し」に続いて、宮崎監督のアカデミー賞受賞作品が中国で公開されることになるほか、宮崎監督の作品としては「最速」での中国国内における公開となった。中国経済網が報じた。

宮崎監督の10年ぶりの新作となった「君たちはどう生きるか」は、空襲による火災で母を失った主人公の眞人が人の言葉をしゃべる青サギと出会い、不思議な冒険の旅に出るストーリーだ。同作品は海外でも公開され、大ヒットして、高い評価を得た。北米では、日本のアニメーション映画としては過去最高の興行収入を記録したほか、スタジオジブリの作品としても、過去最高の数字を記録した。また、第81回ゴールデングローブ賞で「アニメ映画賞」を受賞し、米国映画批評会議の2023年映画ベスト10にも選出され、第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞で「アニメ映画賞」を受賞するなど、数多くの賞を総なめしてきた。

中国での公開日が発表された日、スタジオジブリ公式の没入型アート展「スタジオジブリ・ストーリー」が今年4月に上海で世界初開催されることも発表された。期間は4月12日から10月31日までの約5ヶ月半。スタジオジブリの名作アニメ作品を中心にして、テクノロジーとアートを融合し、五感を通じて没入型で宮崎監督の世界を楽しむことができる。「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」、「ハウルの動く城」、「紅の豚」といった宮崎監督の名作アニメ作品のシーンをリアルに再現したエリアが設置されるほか、「君たちはどう生きるか」の未公開劇中写真なども世界初公開されることになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月18日

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