春うららウォーキングが人気上昇中 中国若者はニッチな目的地へ

人民網日本語版 2024年03月26日16:10

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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ここ数年、ウォーキング形式の短距離ツアーや周辺ツアーなどのイベントが頻繁に行われるようになり、その高い社交性によって多くの中国の若者の間で人気を集めている。

「都市ではスポーツジムのほかに体を鍛える選択肢があまりない。外を歩いた方がいい」と話すのは、昨年ウォーキングに夢中になった王一恵さんだ。王さんは、広西壮(チワン)族自治区南寧市のアウトドアウォーキングサークルの責任者で、普段からウォーキング愛好者のグループを作っては同市周辺に出かけ、市内の人気ウォーキングルートを踏破してきた。「ウォーキングツアーは今の若者のニーズにぴったり。仲間を探して一緒に出かける人が多く、社交性が非常に高い。同時に、周辺ツアーなら時間もそれほどかからないし、若者がつかの間、都市から離れ、仕事のストレスを軽減し、自然に親しむ環境を提供してくれる」と王さん。

インターネットで情報が広がり、同自治区の防城港市の望州頂、南寧市の大明山、百色市の浩坤湖などのウォーキングルートは今や大人気となっている。

千瓜データが発表した「2024年10大生活トレンドインサイト報告――小紅書プラットフォーム」によると、ニッチな旅行目的地、癒やし系の風景などの話題のページビュー(PV)数はいずれも1億回に上る。人々は自然の景勝地を訪れるより、生活圏の中で旅行気分を味わいたいと思うようになり、ニッチな目的地への関心が徐々に高まってきた。山東省の「淄博のバーベキュー」や甘粛省の麻辣燙(マーラータン、ピリ辛風味の煮込み料理)」の人気ぶりから、人々は「遠方」の定義を新たにして、都市の暮らしの中にあるその都市独特の文化的ムードを見いだすことにより注目するようになった。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年3月26日

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