正しいウォーキングとは?けが予防にはゴムチップ舗装コースで、歩数は1.5万歩まで

人民網日本語版 2020年08月17日09:53

中国では新型コロナウイルスが効果的に抑制され、体を動かしたくてうずうずしていた人もついに家の外に出ることができるようになった。では、どんな運動をすればいいのだろう?どんな時間にもでき、気軽に始めることができるのがまさに「ウォーキング」だ。北京青年報が報じた。

多くの人が今、運動にウォーキングを選んでいる。しかし、ウォーキングは、単なる「歩数稼ぎ」でもなければ、ぶらぶらと散歩するというものでもなく、身心の健康促進を目的とした有酸素運動で、正しい姿勢やスピード、運動時間などにも注意すべき点がある。北京市疾病予防管理センターの慢性疾患予防所の専門家に、正しいウォーキングについて聞いた。

「歩く」というのは、人が毎日しなければならないことで、特にリズムよくウォーキングすることで、心血管疾患や糖尿病、骨粗しょう症などの慢性疾患のリスクを下げることができるほか、体重が増えるのを抑え、心理的健康を促進するのにも役立つ。

場所:ウォーキングをする場所は、よく知っている道や公園、ゴムチップ舗装がされたタータンコース、アスファルトの道路、草地、山や野原の歩道など。このうちタータンコースは、弾力性があるため膝関節への衝撃が小さく、ウォーキングに最も適した場所だ。

服装:ウォーキングをする時は、通気性が良い服を着て、クッション性のあるシューズを履くのが良い。その他、ウォーキングは、登山などのアウトドアスポーツとは異なるため、シューズは軽いものを選んだほうがいい。

ウォーミングアップ:ウォーキングを始める前は膝関節や足首を動かしたり、その場で足踏みをしたりして、ウォーミングアップをしたほうがいい。そうすることで、体が温まり、筋肉がほぐれ、関節の動きがスムーズになり、けがを最大限予防できる。特に慢性のけがを防ぐことができる。

運動時間:空いた時間を使ってウォーキングをする場合は、1度に少なくとも10分しなければ、トレーニング効果を期待できない。一日のうち、一度に30‐60分連続でウォーキングすることができれば、心肺機能を向上させたり、脂肪を燃やしたりすることができる。

その他、ウォーキングをする際の歩数は、1日当たり1万‐1万5000歩までに抑えておくべきことに留意しなければならない。ウォーキングの歩数が多すぎると、逆にけがの原因となってしまう。特に高齢者や体の状態が良くない人は、盲目的に歩数ばかりに注目しないほうがいい。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年8月17日

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