圧倒的な大きさを誇る多目的甲板輸送船、南京で進水

南京市で進水するワールドワイド多目的甲板輸送船「覧海鴻運」。撮影・施向輝

海南覧海海運有限公司が投資・建造するCCS級ワールドワイド多目的甲板輸送船「覧海鴻運」が27日、江蘇省南京市で進水した。中国新聞網が伝えた。

同船の全長は172.8m、幅は40.2 m、積載量は2万9000トン、満載速力は16ノット、甲板荷重は28t/㎡-30t/㎡。同船は4基の発電機を備え、デュアルハイブリッドによって推進される。

多目的甲板輸送船としての同船は重機及び洋上風力発電設備の輸送が可能な上、国際貿易における輸出入の輸送需要を満たすためにコンテナを積載することもできる。また同船は極地科学観測砕氷船「雪竜2」号と同じDP-2動的測位システムと4点係留測位システムを搭載し、海風・波浪及び異なる水文条件に適応し、航行の安全性を保証している。

進水後には同船の各種検査及び試験運転が順次実施される。2024年6月に正式に引き渡される見込みだ。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年3月28日