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「天の中を走る」ような国道を走行して生徒を送迎する警察バスチーム

人民網日本語版 2023年02月27日13:50

喀喇昆侖(カラコルム)山脈の雪山や凍結した川を越えていくG219国道(新蔵公路)は、「天の中を走る」ような道路。毎年、新学期が始まる時や夏休みや冬休みに入る時、新疆維吾爾(ウイグル)自治区葉城(カルギリク)県公安局の警察官が乗るパトカーが誘導するバス数台は、その道を走り、県の行政中心地から遠く離れた場所に住んでいる子供たちの送り迎えをしている。送迎をするのは1年に4回で、1度の走行距離は約250キロ。この15年間で、約4500人の生徒を送迎してきた。人民網が報じた。

G219国道で最も険しい区間の一つである西合休郷と県の行政中心地を結ぶ区間(撮影・陳愷)。

カルギリク県交通警察大隊の何海東副大隊長と同僚の亜森江・買買提さんは2月16日午前8時から、バス8台の2回目の点検を実施し、エンジンルームやタイヤ、座席など、隅々までチェックした。

2月16日、西合休郷の生徒たちを学校まで送るカルギリク県公安局のバス(撮影・陳愷)。

西合休郷は、カルギリク県の県の行政中心地から最も遠い郷で、両地を結ぶ道路は、カラコルム山脈を走っている。途中には標高3500メートルの阿卡孜達坂のほか、60ヶ所以上のカーブがあり、全長は127キロ。G219国道で最も険しい区間の一つとなっている。2008年以前、同郷の住民は自分たちで、県の行政中心地にある中学校(中高一貫校)の送迎を手配しなければならなかった。そこで、カルギリク県公安局は同年、住民の負担を軽減しようと、警察官が「送迎バスチーム」を結成することを決定し、交通と教育に関わる当局が車両や運転手の手配を担うことになった。

生徒の送迎をする車両を点検するカルギリク県公安局の警察官(撮影・陳愷)。

生徒を送迎するようになって今年で8年目を迎えた何副大隊長は、「元々は2月13日から新学期が始まる予定だったが、大雪が降り、事故を起こすわけにはいかないので、子供たちを学校に送り届ける日をずらすしかなかった。毎回、1週間前に、走行する区間全てをチェックする。バスの運転手も、少なくとも15年以上の経験を持ち、山地の道路に慣れていて、高い技術を備えた運転手を厳選している」と説明する。

ゆっくりと注意深くG219国道を走るバス(撮影・陳愷)。

送迎バスチームは、ゆっくりと注意深く約4時間かけて、西合休郷に到着。「海東おじさん、こんにちは、亜森江おじさん、こんにちは!また会えてうれしい!」と、うれしそうにあいさつする生徒約200人は、荷物を持ってバスに乗り込み、学校へ向かった。

学校に戻るバスの中で楽しそうに話す生徒たち(撮影・陳愷)。

中学2年生の其曼古麗・肉孜さんは、「この2年は、警察官のおじさんが迎えに来てくれて、家まで送ってくれるので、とても安心」と喜ぶ。

午後6時、バスが学校に到着すると、校長や教師、生徒たちが校門の前で歓迎。感謝の言葉や歓迎の声などで、校内は一気ににぎやかになった。生徒たちが次に警察官に会えるのは、夏休みの時となる。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年2月27日

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