貴州の茶畑、ビッグデータで全過程のモニタリングを実現

人民網日本語版 2024年04月10日13:29

春茶の収穫シーズンを迎えた現在、「中国苔茶の里」と呼ばれる貴州省の石阡県茶産業センターに入ると、職員がビッグデータプラットフォームを通じ、竜塘鎮の約3333ヘクタールに及ぶ中核エリア茶畑の温度、湿度、病虫害などの状況をモニタリングすることにより、茶畑の成長具合を適時把握するとともに、茶葉生産の全過程のモニタリングとトレーサビリティを実現している。中国新聞網が伝えた。

貴州石阡茶畑。撮影・田政

貴州石阡茶畑。撮影・田政

同センターの職員である呉葉青氏は、「石阡苔茶ビッグデータクラウドプラットフォームのデータ分析を通じ、竜塘中核エリアの3333ヘクタール茶畑はすでに最適収穫期を迎えた。茶葉企業に労働力を投入し収穫するよう通知する必要がある。現地の茶葉企業は通知を受けると直ちに茶農家を動員し収穫を行う。農家が主に収穫するのは価値が最も高い単芽だ。収穫期間が短いため、速やかに摘まなければ価値が大幅に下がる」と述べた。

貴州石阡茶畑の遠隔灌漑。撮影・田政

貴州石阡茶畑の遠隔灌漑。撮影・田政

ある茶畑で、農芸師はスマホを使い、ビッグデータクラウドプラットフォームを通じ、茶畑の温度が高く湿度が低いということをモニタリングした。そこでスマホで遠隔灌漑を行い、わずか数秒で操作を完了した。

貴州石阡茶畑の多機能気象ステーション。撮影・田政

貴州石阡茶畑の多機能気象ステーション。撮影・田政

石阡県茶産業センターの農芸師である王楓氏は、「この多機能気象ステーションは茶畑の温度、湿度、降水量、風の強さなどの気象資料をリアルタイムで収集するとともに、リアルタイムで更新し、石阡苔茶ビッグデータクラウドプラットフォームにアップする」と述べた。

ビッグデータクラウドプラットフォームの運営により、石阡苔茶の生産材料のコストが20%、人件費が25%削減され、企業の収益が約15%増になった。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月10日

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