中国のドローン「翼竜−2」、貨物輸送の初飛行試験に成功

人民網日本語版 2024年04月29日15:02

中国航空工業集団有限公司(航空工業)によると、2024ドローン産業発展大会並びに成飛自貢ドローン産業拠点の事業開始式が28日、四川省自貢市で行われた。航空工業が独自に開発したドローン「翼竜−2」が現場でお披露目され、中国の大型固定翼ドローン貨物輸送の初飛行試験に成功し、低空物流輸送の新たなパラダイムと新たなソリューションを提供している。中国新聞社が伝えた。

自貢蘭田空港から離陸するドローン「翼竜−2」。(画像提供は航空工業)

自貢蘭田空港から離陸するドローン「翼竜−2」。(画像提供は航空工業)

「翼竜−2」は同日、産業拠点の自貢蘭田空港から離陸し、空域を跨ぐリージョナル輸送飛行試験任務を実施した。高度3000mの低空空域で楽山の目標エリアに飛んだ。飛行時間は15分で、スピーディな積み卸しの能力を備える。この「翼竜−2」はこれまで中国初の4トン級大型固定翼ドローン飛行許可証を取得しており、中国民用航空局の最新の法規標準に合致し、許可された範囲内で安全に飛行活動を行うことができ、今後の「翼竜」の省や自治区を跨ぐリージョナル輸送、緊急救援、気象観測などの低空シーンにおける応用拡大のための重要な耐空性資格の裏付けを提供している。

中航(成都)ドローンシステム股份有限公司は現在、自貢拠点で脈動生産ラインの試験を行っている。年間200機の生産任務を満たすことができる上、すでに可視化製造、ペーパーレス化生産を実現しており、産業が整った、開放と共有の、国際的な競争力を持つ世界レベルの航空設備製造クラスターの加速的な形成に対して重要な意義を持つ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月29日

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