農業生産額3.8%増を力強く支えた各地の特産農産物

人民網日本語版 2024年05月07日15:25

第1四半期(1-3月)に、農業(栽培業)の生産額(付加価値ベース)は前年同期比3.8%増加した。中国経済の第1四半期の統計において、第1次産業のこの3.8%増加という数字の意義は大きく、その価値も大きい。

「3.8%増」の背景には、中国人14億人余りの食糧供給の安定化がある。昨年、中国の食糧総生産量は過去最高の6億9540万トンに達した。1人当たりでは493キログラムに達し、国際標準の400キログラムという食糧安全ラインを大きく上回った。農業基盤の安定化は、経済回復・好転基調の強化の力強い支えとなった。

国連食糧農業機関(FAO)の統計によると、昨年世界の米価格指数は21%上昇したが、中国の米価格は1.7%の上昇にとどまった。これを堅実に支えているのが、中国の高まり続ける食糧総合生産能力だ。

「3.8%増」の背景には、農村の特色ある産業の力強い発展がある。黒竜江省のクランベリー、吉林省のブルーベリー、貴州省の抹茶、最近大人気となっている甘粛省天水市の麻辣燙(マーラータン、ピリ辛風味の煮込み料理)に使う唐辛子・甘谷辣椒。最近、ますます多くの特産農産物が注目を集めている。

これらの「ヒット商品」に加え、多くの地域にまだ多くの「隠れた人気商品」の特産品がある。フォアグラ、キャビア、トリュフは、しばしば「世界三大高級食材」と呼ばれるが、これら高級食材は中国の小さな県城(県政府所在地)が産地であることが少なくない。「安徽省六安市のフォアグラ」「四川省雅安市天全のキャビア」「雲南省貢山のトリュフ」などだ。例えば、雅安市のキャビアの場合、地元では年間50トンのキャビアが生産され、30以上の国と地域に輸出されており、世界のキャビアの100グラム中、12グラムが雅安市産だ。

「隠れた人気商品」も「ヒット商品」も、各地の特産品の知名度アップは何もせずに達成されたのではなく、各地の特色ある競争優位産業の蓄積と強化の結果だ。第1四半期に、中国農村部の特色ある産業は比較的高い成長基調を続け、特産品が絶えず掘り起こされ、注目され、収益を得てきた。

「3.8%増」の背景には、農村部の新産業・新業態の活発な出現がある。近年、知名度が上がり、人々に購入されるようになった特産品が増えてきた。これは、「インターネット+」の台頭と切り離せない。昨年、全国の農産物のオンライン小売額は5870億3000万元(1元は約21.3円)に達し、前年同期比で12.5%増加した。これは、2014年の約5倍だ。農村レジャー観光業、無形文化遺産など農村部の新産業・新業態が成長し続け、農村レジャー観光商品や「インターネット+」による農産物の都市への出荷などのプロジェクトが着実に実施され、第1次産業の生産額の増加を力強く牽引し、農民の懐もより豊かにしている。

この「3.8%増」を通じて、現代農業発展の大きな将来性を見ることもできる。広西壮族(チワン族)自治区柳州市ではタニシ麺が大きな産業となっており、原材料の養殖から食品への加工、さらには商品の流通・販売まで、タニシ麺産業は66万ムー(1ムーは6.667アール)の原材料拠点を形成し、30万人以上の雇用を創出し、昨年の産業チェーン全体の売上高は669億9000万元に達した。江西省贛州市のネーブルオレンジ、陝西省延安市のリンゴ、広西横州市のジャスミン、山東省威海市文登の西洋人参といった特産品が、それぞれ産業チェーンへと発展し、特色ある競争優位産業クラスターを支えている。現在、全国には特色ある競争優位農村産業クラスターが180形成されており、全産業チェーンの生産額は5兆6000億元を超え、2000万世帯以上の農民に恩恵をもたらしている。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月7日

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