中国で気温が急上昇 春服出番マップをチェックしてみよう!

人民網日本語版 2024年03月15日10:07

今月14日から16日までの3日間、中国北方エリアの大部分で気温が急上昇すると見られている。東北エリアや華北エリア、黄淮エリアの多くの地域でもその気温が今年最高を記録し、局地的には最高気温が20度を超えると予想されており、ポカポカ陽気となって春の足音が近づいていることを実感できそうだ。中国天気網が報じた。

気温20度以上ラインが華北エリアまで北上 北京・天津・済南は「春服」の出番

中国天気網が発表した「全国春服出番マップ」を見ると、14日から16日までの3日間、華北エリアや黄淮一帯の最高気温は20度前後まで上がりそうだ。北京や天津、石家荘、済南、鄭州などではポカポカ陽気になって、気温が目に見えて上がるとみられている。なかでも北京や天津の予想最高気温はいずれも今年初の20度以上となりそうだ。ただこれらの地域は日中と夜間の気温差が10度から15度、局地的には20度以上となっているため、早朝や夜間に外出する際は、薄手のジャケットやウインドブレーカーなどを着るようにしたほうがよさそうだ。

14日から16日までの3日間、最も暖かくなるのは雲南省や海南省で、予想最高気温は25度前後となっている。昆明や海口などでは、体感温度が30度近くになり、早くも初夏の訪れを感じることになりそうだ。

一方、西北エリア東部や江南エリア、東北エリア南部などの気温はあまり上がることはなさそうだ。特に江南エリア一帯は、曇りや雨の日が続き、気温が上がらない状態が続く予想で、厚手の上着が手放せなくなりそうだ。東北エリア一帯は15日以降、寒気の影響を受け、気温が4度から6度ほど下がる予想で、同じく厚手の上着が必要となりそうだ。

新疆維吾爾(ウイグル)自治区や青海省、西蔵 (チベット)自治区、川西高原といった標高の高い地域、東北エリア北部などでは、まだダウンジャケットが必要な寒さが続くため、「春服」の出番はもう少し後になりそうだ。

春は気温の変化が大きいため、急に薄着にしないよう注意が必要だ。中国天気網の気象分析師・石妍氏は、「中国の大部分の地域が、『厚着の人と薄着の人が入り混じる』段階に入っている。気温や環境によって、服を脱いだり、着たりできるような重ね着をした方がいい」とアドバイスしている。

また春は、「上は薄着で下は厚着にし、首と足が冷えないように」したほうがいい季節。特に高齢者や子供、免疫力が下がっている人などは朝晩に外出する際は、体が冷えない着こなしに注意し、帽子や手袋などを着用して、風邪をひかないように注意しよう。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月15日

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