遠隔操作で採炭する作業者、SF映画から現実に
掘進・支え・輸送一体化急速掘進システム「炭海蛟竜」、中国初の大出力自動化特定方向掘削リグ「烏金穿山甲」、中国内外で輸送能力が最大のスクレーパーコンベア「奔牛」……。複数の強力な製品がこのほど、2024年中国ブランド博覧会に登場した。中国新聞網が伝えた。
これらの「宝物製品」は石炭掘削をよりスマートにしている。
うちスター製品の「炭海蛟竜」は中国炭科が独自に研究開発した、アンカー・掘削一体化装置を中心とする掘進・支え・輸送「三位一体」の急速掘進システムだ。アンカー・掘削平行、全幅カット、自動支え、柔軟な輸送、協働制御などの中核技術を確立し、坑道の複数の世界記録を更新した。
掘進・支え・輸送一体化急速掘進システム「炭海蛟竜」の模型
全液圧自動化特定方向掘削リグ「烏金穿山甲」は、坑内での遠隔制御及び地上での遠隔制御が可能だ。掘削の全プロセスの情報化管理により、作業場所の透明性を高める基礎的なデータを提供しており、深度3000m以上の特定方向掘削リグ作業を実現できる。
石炭は採炭機から下ろされた後、どのようにして地下から運び出されるのだろうか。その答えはスクレーパーコンベア「奔牛」だ。この採掘高さが10m以上と非常に高いスマートスクレーパーコンベアの輸送能力は1時間当たり8000トンで、耐用年数の期間中に1億トン以上を輸送する見込みだ。これは中国内外で輸送能力が最大の、設計上の耐用年数が最長の、スマート化の程度が最も高い炭鉱作業場所スクレーパーコンベアだ。
さらにコンパクトなロボットファミリーもある。懸垂式点検ロボット「翱翔者3」は限られた空間での超長時間点検が得意だ。人の目、耳、手の代わりにスマート技術を導入することで、完全に人の代わりに日常的な点検を行う。点検ロボット「領航者3」は環境情報を感知でき、自主ルート設定、自動機器識別、環境データ収集などの自動点検機能を実現できる。危険救助ロボット「先行者」はいち早く事故現場に入り、負傷者と救助者の情報ルートを構築する。生存者に酸素と生存物資を提供し、死傷者を減らすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年5月17日
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