専門家「今後3年は6G研究の重要な時期に」

人民網日本語版 2024年05月31日15:20

復旦大学情報科学・工程学院の遅楠教授は28日、「我々はよりスマート、高速、ユビキタスの時代に向かって進んでいる。今後3年は6G研究の重要な時期だ」と指摘した。中国新聞網が伝えた。

第58回復旦大学創立記念科学報告会の様子(写真提供・復旦大学)。

第58回復旦大学創立記念科学報告会の様子(写真提供・復旦大学)。

第58回復旦大学創立記念科学報告会で、同大学の人文・社会・理系・工学系・医学系の5人の学者が集まり、各自の研究方向に基づき学術報告を行い、聴衆と交流した。

将来、6Gは低・中・高軌道衛星網を含む、世界の広域をカバーする「空・宇宙・地上・海一体化」3次元立体ネットワークを構築し、人類社会に破壊的変化をもたらす。遅氏は、「5Gはすでに各国の主流通信技術になった一方で、6G技術の研究と計画も密かに新たな段階に進んでおり、今後3年は6G研究の重要な時期だ」との見方を示した。

遅氏は、「6Gは『六角形の戦士』に例えることができる。これは6Gが速度が向上するだけでなく、通信技術の全面的なイノベーションにもなり、人類社会の超高速、超低遅延、超高データ密度、スマートインターネットの需要を満たすことも意味する。テラヘルツ及び可視光域をさらに活性化し、6G光とワイヤレスの交差融合を構築する必要がある。またAI(人工知能)を応用し、通信とAIの融合を実現する必要もある」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月31日

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