中国初のフルシーン水素エネルギー港の建設が始動
中国初のフルシーン水素エネルギー港の着工式が12日、山東省青島市で行われた。現場では山東港口青島港水素エネルギー港建設案が発表され、中国初のフルシーン水素エネルギー港が着工したことを示している。科技日報が伝えた。
山東港口は青島港を利用し、港湾水素供給体制、高効率水素充填体制、水素使用安全管理制御体制の3つの体制を構築し、港湾水素エネルギー全産業チェーン一体化応用モデル、マルチシーン応用モデル、多元化応用モデルの3つのモデルを構築し、水素エネルギー産学研イノベーション発展プラットフォーム、水素エネルギー貿易ハブプラットフォーム、水素エネルギー港湾公共サービスプラットフォームの3つのプラットフォームを建設する。
青島港前湾港区の忙しい作業埠頭で、数台の水素エネルギーコンテナ専用トラックがコンテナヤードと埠頭の間を往復し、美しい風景を作り出している。
水素エネルギーコンテナ専用トラックの最大牽引力は70トンで、100km当たりの水素消費量は9.7kg。通常のガソリンコンテナ専用トラックと比べてグリーンで環境にやさしい。青島港では現在、各種港湾専用水素エネルギー車両が50台使用されている。その累計走行距離は80万kmで、燃料の消費を26万リットル減らした。
青島港は水素エネルギーコンテナ専用トラック以外にも、自動化埠頭応用シーンに水素エネルギーを導入し、水素エネルギーにより自動化レール上ガントリークレーンを動かしている。2022年、青島港はわずか3ヶ月で中国初の全資格港湾水素ステーションを完成させた。同ステーションの1日当たりの水素充填能力は1000kg以上。水素ステーションの水素充填量は累計で80トンを超えており、炭素排出量を1000トン以上減らしている。「低コスト・高効率・高信頼性」の港湾水素エネルギー供給体制を構築した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年6月14日
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