中国で日焼け防止グッズの売れ行きが好調 どんな商品が人気に?

人民網日本語版 2024年06月19日11:02

厳しい暑さの夏になると、街中では、頭から足元まで「日焼け防止グッズ」で完全防備している女性やデリバリー配達員の姿を多く目にするようになる。

上海市内の道路・淮海中路沿いにある服飾店には日焼け防止グッズコーナーが設置されており、商品棚10個以上にUVカットウエアや帽子、アームカバーなどが、所狭しと並べられ、多くの客が購入していた。

あるブランドの淮海中路店の楊焜店長は、「今年、UVカットウエアの売れ行きが例年よりも目に見えて好調になっている。UVカットウエアの売り上げは全ての品目の中でもトップ5に入っている」とした。

浙江省義烏の卸売市場「義烏国際商貿城」で日焼け防止グッズを販売するある事業者は取材に対して、「今年はUVカットウエアが、アームカバーやフェイスキニ、UVカットマスクに変わって、最も売れ行きが好調な商品となっている。基本的な日焼け防止機能のほか、消費者はUVカットウエアの使い勝手の良さや多機能性なども重視するようになっている。消費者は、1着あれば着回し自在なUVカットウエアを求めている」と説明する。

「義烏国際商貿城」の事業者・白洪徳さんは、「今年、UVカットウエアを1日に3000着以上生産しているが、それでも注文に追いつかない」と話す。

日焼け防止グッズは近年、細分化が進み、日焼け止めクリームや日傘だけでなく、多くの人は今、「完全防備」するようになっているほか、服も日焼け止め・UVカット効果だけでなく、コーディネートしやすいかが重視されるようになっている。

あるECプラットフォームの統計によると、オンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」の今年のショッピングイベント「618」では、日焼け防止関連の品目は200種類以上となっている。うち、UVカットトレーニングウエアやUVカットアウトドアウエアなどを購入するユーザーが前年比で70%以上増となっているほか、UVカットサングラスやフィッシャーマンハットなどを購入するユーザーも同130%増以上となっている。また子供服を見てみると、子供向けUVカットウエアの売上高が前年同期比70%増以上と、注目ポイントとなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年6月19日

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