2014年7月31日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中国消費者協会、UVカット衣類の効果比較実験結果を発表

UVカット衣類の3割に紫外線遮断効果なし

人民網日本語版 2014年07月31日16:29

夏の強烈な紫外線が皮膚に及ぼす悪影響を防止することを謳った、質感が軽く流行のデザインのUVカット衣類が、消費者の人気を集めている。中国消費者協会は30日、30種類のUVカット衣類を対象に、紫外線遮断効果に関する比較実験を実施した。30種類のうち9種類は、有意な効果が得られなかった。北京晨報が伝えた。

衣類のUVカット機能とは、紫外線透過量を減らす素材を用いて紫外線を遮断する性能を意味しており、一般的には、UPF値(紫外線保護指数)によって性能の目安が示され、UPF値が高いほど、UVカット性能が高くなる。今回の実験結果によると、UVカット効果が謳われている30種類のサンプルのうち、UPF値が50以上のものは14種類あり、紫外線遮断効果はかなり高かった。しかし、UPF値が20未満のものも9種類に上った。このうち、「Beaume」ブランドの超薄手メンズジャケットのUPF値はわずか5、「Maioule」ブランドのレディースUVカット上着のUPF値は8と、いずれもUVカット効果があるとは言えない値だった。中国のGB/T18830-2009規格によると、UPF40+、(UVA)AV<5%の製品のみが、「UVカット製品」と表示することができる。

自称「UVカット製品」30種類のうち、15種類にはUPF値が表示されており、その値は20から50+まで様々だった。比較実験によると、製品に表示されていたUPF値と実測値が大きくかけ離れていた製品は、「northern sun」ブランドのレディースウインドブレーカー(表示値30+、実測値10)および「Karrimor(Pikaia)」ブランドの吸湿発散性レディースウインドブレーカー(表示値30、実測値14)の2種類だった。

比較試験の対象となった30種類のサンプルは、北京王府井デパート、卓展ショッピングセンター、甘家口マーケット、北京利生スポーツ用品デパート、北京三夫戸外馬甸西店、天猫モール、西単明珠広場など10軒の実店舗およびオンラインショップより調達された。これらのサンプルは、メーカー24社の24ブランドの製品で、製品の種類は、ウインドブレーカー、ジャケット、ワイシャツなど。全サンプルの販売価格は、35元から1803元(約580円から3万円)までさまざまだった。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年7月31日

関連記事

コメント

最新コメント