傅聡国連大使「『二国家解決』の実行が中東問題解決の唯一の実行可能な打開策」

人民網日本語版 2024年07月18日15:01

中国の傅聡国連大使は17日、パレスチナ・イスラエル問題に関する国連安保理公開討論で、「二国家解決」の実行が中東問題解決の唯一の実行可能な打開策であると述べた。新華社が伝えた。

傅大使は「過去数10年にわたり、パレスチナ・イスラエル情勢が度々激動してきた根本的原因は、『二国家解決』が実行されず、パレスチナの人々の独立した国の樹立という民族としての権利が保障されなかったことにある。ガザ地区はパレスチナのガザ地区であり、パレスチナの人々のガザ地区だ。ガザ地区の戦後のガバナンスに関する議論は、政治的解決案の合意に基づき、パレスチナの人々の願いを尊重し、地域の国々の理にかなった懸念に配慮しなければならない。中国はパレスチナの独立した国の樹立及び『パレスチナ人によるパレスチナ統治』を断固として支持し、より大規模で権威と実効性のある国際和平会議を開催し、『二国家解決』実行の具体的なタイムテーブルとロードマップを策定することを提唱する」と表明。

「罪なき人々の命を救うためには、持続的停戦の即時実現が前提条件として必要だ。人道的災害を緩和するためには、人道的アクセスの拡大が急務だ。中国は全ての当事者に対して、冷静さと自制を保ち、情勢の緊張を激化させる行動を避けるよう呼びかける。中国は引き続き各方面と共に、ガザの戦火の早期沈静化、人道的災害の緩和、『二国家解決』の実行のためにたゆまず努力していく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年7月18日

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