猛暑日でスマホにも暑さ対策 冷却「神グッズ」が続々登場
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最近、中国の多くの地域で高い気温が続き、たくさんのネットユーザーから「スマートフォンが熱くなったり、動作が重くなったり、速度が遅くなったり、画面が真っ黒になったりした。外で使うと、まるでアイロンみたいに熱くなる」といった声が上がった。「昨日、外で写真を撮ろうとしたら、カメラ機能が使えなかった」、「熱くてインターフェースが動かなくなり、画面の動きが遅かった」、「リンクを開くのに時間がかかり、電力消費がすごく速くなった」などの声も上がった。
スマホが熱くて動かなくなると、人々はスマホの温度を下げようと各種「神グッズ」を求めるようになった。たとえば0.1元(1元は約21.1円、約2.11円)もしないアイスシート、クールシート、保冷剤などがある。「熱冷ましシート2枚を交代で使っている。1枚を張ったらもう1枚は冷蔵庫で冷やすようにし、この方法で2時間のライブ配信を何とか乗り切った」という人がいれば、「数元のアイスシートで数千元するスマホの悩みを解決できた」という人もいる。
温度を下げる「神グッズ」はスマホを正常な温度に戻すだけでなく、低コストで外への携帯にも便利という利点もある。
阿里巴巴(アリババ)の1688サイトを見ると、あるメーカーが販売するアイスシートや温度を下げるシートの取引量が1119万1000件に達し、1パックあたりの卸売価格は0.25元から0.45元ほどだ。別のメーカーの2枚パッケージ商品の卸売価格は0.07元で、取引量は298万件に達した。保冷剤を扱うメーカーもあり、サイズによって価格は0.08-0.78元、これまでに1億5000万件取引された。
ただアイスシートなどの「神グッズ」は必ずしも安全とは言えない。ネットユーザーの中には、「ハンドタオルに保冷剤をくるんでスマホを冷やしていたら、今日、買った店のアフターサービスからこういう使い方をしているとスマホの基板に水が入る可能性があると連絡が来た」と発信する人もいる。
あるスマホブランドのカスタマーサービスは、「スマホの温度を下げるにはソフトウェアを使うのと高温環境を避けるようにするのが主要なやり方だ。他社製品がスマホにどれくらい影響するかわからず、消費者に保証を提供することができない。アイスシートや保冷剤、ネッククーラーなどでスマホの温度を下げるのをお勧めしない」と注意を促す。
また複数のスマホブランドのカスタマーサービスが、冷却ファンや冷却カバーなどの熱を下げる専用グッズでスマホの温度を下げることに言及している。OPPOとvivoの公式店舗では冷却カバーが売られており、価格は100-200元ほどだ。
スマホが熱くなるその背後には、より薄くなった本体、より向上した性能、大規模言語モデルのローカライズ運用、端末のエネルギー使用管理、放熱効率がメーカーにつきつける新たな問題がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月25日
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