「宇宙ステーション運動会」開催 宇宙飛行士から五輪選手へエール
パリ五輪で熱戦が繰り広げられている中、有人宇宙船「神舟18号」に乗って宇宙に「出張中」の3人の宇宙飛行士も、宇宙ステーションで中国の選手たちの活躍に大きな関心を寄せている。中央テレビニュースが伝えた。
8月8日は北京五輪の開幕16周年にあたり、16回目の「全民健身日(ナショナルフィットネスデー)」でもある。国を挙げてのフィットネス活動とスポーツの一大祭典をシンクロさせ、3人の宇宙飛行士も宇宙ステーションで興味深いイベント「宇宙ステーション運動会(天宮運動会)」を開催し、地上にいる人々と一緒にフィットネスデーを共に過ごし、五輪の選手たちにエールを送った。
天宮運動会は聖火リレーの形で幕を開けた。船外服を着た1番の葉光富選手が宇宙仕様の聖火を2番の李聡選手に渡した。
李聡選手は高難度のハードルの動作をした。ステーションのあり合わせの材料で作られた宇宙仕様の聖火を見ると、中国の宇宙飛行士たちの手先の器用さがよくわかる。
続いて聖火を受け取った3番の李広蘇選手は、走り幅跳びの動作で聖火を渡した。地上では一瞬しかキープできない動作だが、ステーション内を思うままにキープし続けることができる。
最後に聖火は1番の葉選手のところへ戻り、葉選手は背面跳びのスタイルで地上から400キロメートルの高さを跳び、聖火リレーは無事に終了した。
続いて行われた卓球男子シングルスでは、李広蘇選手が強い実力を見せた。
バレーボール中国女子の試合をモニターで眺めながら、葉光富選手と李聡選手は宇宙バレーボールの試合をした。攻守の一方が直立し、一方が逆さまに立って行われる試合は、イマジネーションに満ちたゲームになった。
競泳の男子メドレーも行われ、最終泳者の葉光富選手は自由形でわずかにリードし、この種目の勝者になった。
飛び込みは中国の五輪での得意種目で、「水しぶきがほとんど上がらない素晴らしい演技」は世界に衝撃を与えている。3人の選手もそれぞれのやり方で選手たちの技に敬意を表した。
微小重力の環境の宇宙ステーションで行われるウエイトリフティングは特別なものとなった。
最後に、3人の選手は五輪の選手たちに、「戦いを友とし、夢を抱いて前に進む選手のみなさん。私たちも宇宙ステーションでみなさんの無限の可能性を見守っています」と心からの祝福を送った。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月9日
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