過去20年間余りで、中国・アフリカの貿易規模が急速に拡大
近年にわたり、中国とアフリカが貿易協力を持続的に深化させており、輸出入の規模が急速に拡大した。税関総署が2日に発表したデータによると、中国・アフリカの貿易規模は2000年の1000億元(1元は約20.7円)足らずから、23年の1兆9800億元に増加し、年平均成長率は17.2%となり、同期の中国物品貿易の年平均成長率を4.6ポイント上回った。新華社が伝えた。
中国・アフリカ貿易の発展状況を示す「バロメーター」としての中国-アフリカ貿易指数を見ると、23年に初めて1000ポイント(p)を突破して1010.83pに達し、22年の990.55pと比較すると20.28pの上昇となり、良好な発展傾向を示している。
今年に入ってから、中国・アフリカ貿易は引き続き安定した成長傾向が続いている。1-7月の中国の対アフリカ輸出入額は前年同期比5.5%増の1兆1900億元となり、同期の過去最高を更新した。このうち輸出は6979億3000万元、輸入は4908億9000万元だった。
農産物の輸入が双方の貿易の新たな注目点になった。1-7月に中国のアフリカからの農産物輸入額は同7.2%増の253億5000万元となり、中国の農産物輸入全体の成長率を上回った。ゴマ、タバコ、マカダミアナッツなどアフリカの特色ある農産物の輸入量がそれぞれ、同38.8%増、同32.7%増、同106.2%増となり、中国の同類製品の輸入量全体に占める割合がいずれも4割を超えた。
税関総署貿易分析司(局)の呂大良司長(局長)は、「長期にわたり、中国は中国・アフリカ経済貿易協力の深化に力を入れ、アフリカとの産業関係が日増しに緊密になっている。今年1-7月には、中国とアフリカの中間財貿易が同6.4%増となり、中国・アフリカ間の輸出入総額の68%を占め、アフリカの工業化と経済多様化のプロセスを後押しした。2024年中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)サミットがまもなく北京で開催され、双方の経済貿易協力はより一層深まることが期待される」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年9月3日
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