1千年の歴史を誇る黄山市黟県に移り住み若々しい力を注ぎ込む青年たち

黄山市黟県の「黒多島」コミュニティで行われたイベントで観光客と交流する移住してきた青年たち（8月31日撮影・傅天）。

安徽省黄山市黟県碧陽鎮の歴史ある建造物をリノベーションした「黟川両岸」クリエイティビティコミュニティに最近、青年約30人が移り住んできた。そのほとんどは北京や上海、深センといった大都市で働いていた若者で、プログラム開発やクリエイティブデザイン、セルフメディアといった仕事に従事している。そんな彼らが、1千年以上の歴史を誇る黟県が作り出した「黒多島」コミュニティに集まり、暮らしている。新華網が報じた。

これらの若者にとって、黟県の美しい環境や自由な仕事の雰囲気、キャリアアップできる空間などは、とても魅力的だ。インターネットを活用して、本職の仕事をするほか、彼らは大都市から、「茶と観光の融合」や「豊かな老後」といったビジネスプロジェクトを呼び込み、黟県の現地のチームと踏み込んだ協力を展開している。また、多種多様なイベントを開催するコミュニティにはたくさんの観光客が訪れ、県内は活気にあふれている。

コミュニティには、入居の申し込みが殺到しているという。近くにある醸造所宿舎も現在、リノベーション中で、完成すると二期の居住空間となる計画だ。コミュニティの責任者は、「一人でも多くの人がここで楽しく暮らしたり、働いたりして、現地の発展に貢献してくれることを願っている」としている。 （編集KN）

「人民網日本語版」2024年9月4日