中国侵略日本軍の家族が謝罪のため、吉林省長春市を訪問
人民網日本語版 2024年09月13日16:16
9月12日、空路で長春入りした日本民間口述歴史訪問講演団の一行10人(写真提供・新華社)。
日本民間口述歴史訪問講演団の一行10人が12日午後、空路で吉林省長春市に到着した。訪問団の多くが中国侵略日本軍の子孫で、従軍していた家族の代わりに中国の人々に謝罪することが、今回の中国訪問の主な目的だ。新華社が報じた。
訪問団のメンバーである黒井秋夫さんは、空港から出て来て、「中国に心から謝罪するために中国に来た」と開口一番、中国語で語った。その父親である黒井慶次郎さんは1932年と1941年に中国侵略に参加し、中国人を殺害するという蛮行に直接関わったという。
9月12日、長春に到着した黒井秋夫さん(写真提供・新華社)。
訪問団は、中国に5日間滞在し、講演などを行う予定で、14日には、公主嶺市の中国侵略日本軍遺跡を訪問し、謝罪を行うことになっている。講演団一行は今回、日本において収集した大量の中国侵略日本軍の関連史料を、長春師範大学に寄贈する計画だ。これらの史料は関連研究に用いられることになる。
訪問団の団長を務める日中口述歴史文化研究会の李素楨常務副会長は、「今回、訪問団のメンバーは白旗を掲げて、世界に向けて、『日本が再び戦争を起こそうとしたら、私たちは白旗を掲げ、戦わない』という意思を表明する。そして、国際社会に、『歴史を銘記し、平和を大切にするように』と呼びかける」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年9月13日
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