第3回世界デジタル貿易博覧会が25日に開幕

人民網日本語版 2024年09月19日13:40

第3回世界デジタル貿易博覧会が今月25−29日に浙江省杭州市で開催される。国務院新聞弁公室は18日に記者会見を開き、関連状況を説明した。新華社が伝えた。

それによると、32ヶ国・地域のリーディングカンパニーが出展する。グローバル企業の出展数と面積はいずれも20%以上を占める。名誉招待国のカザフスタンとタイがナショナルパビリオンを設置するほか、国際友城パビリオンと海外産業パビリオンを初めて設置する。米国・ボストンなどの都市が企業を率いて出展する。

浙江省の廬山副省長は、「今回の博覧会は1ヶ所の総合展示エリアと、シルクロードECや人工知能(AI)などの8ヶ所の特別展示エリアを設置する。総合展示エリアでは、大人気の中国発ゲーム『黒神話:悟空』が登場し、有名なハードウェア メーカーと連携し、伝説の物語を語る。AI展示エリアでは60台以上のスマーロボットが招待され、同じステージで競い合い、素晴らしい『饗宴』を披露するよう努力する」と説明した。

空飛ぶクルマ、素手で栓を抜く人型ロボット、リアルタイム通訳を行うMR(拡張現実)ゴーグル……。展示内容を見ると、初公開・初披露・初出展数は昨年の4倍。初めて未来産業専門エリアを設置し、スマートロボットや「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)などの分野における先端技術を集中的に展示する。展示方法の面では、デジタルヒューマンや裸眼3Dなどの技術を採用し現場のインタラクションを強化するほか、デジタルヒューマンスマートディベートコンテストやAI電子音楽作曲コンテストを初開催し、デジタル貿易先端技術の応用シーンを生き生きと表現する。

中国のデジタル貿易は現在、急速に発展している。中国の今年上半期のデジタル化引き渡しが可能なサービス輸出入額は過去最大となる前年同期比3.7%増の1兆4200億元(1元は約20.3円)に達した。同期の越境EC輸出入額も過去最大となる同10.5%増の1兆2200億元に達した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年9月19日

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