中日外相が電話会談
王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は9日、日本の岩屋毅外相と電話会談を行った。新華社が伝えた。
岩屋氏は「日本の新内閣は日中の戦略的互恵関係を包括的に推進し、建設的で安定した二国間関係の構築に尽力することを望んでいる。日中間の各分野の協力には大きな潜在力がある。日本は中国と各レベルで意思疎通を強化し、懸案を協議により解決し、両国民にさらに多くの幸福をもたらすことを望んでいる。日中両国はアジア及び世界の平和と安定に重要な責任を負っている。激動する不安定な国際情勢を前に、日本の新内閣は対話と協調による外交の推進に尽力していく。中国と連携して努力し、協力を強化し、地域の平和と安定の促進、グローバルな課題への対処により大きく貢献を果たしていきたい」とした。
王氏は「中国は、日本の新内閣及び岩屋外相がその発足・就任以来、両国関係の安定的発展を望むという前向きなシグナルを発していることを評価する。中日は一衣帯水の隣国であり、互恵協力と共同発展は両国民の根本的利益にかなう。新内閣が新たな気概を持ち、中日関係に新たな発展があることを期待する。双方は歴史を鑑とし、初心を忘れず、協力を拡大し、妨害を排除し、中日の戦略的互恵関係を包括的に推進し、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な二国間関係を構築する必要がある」と指摘。
「中国の対日政策は常に安定性と継続性を保っている。日本が台湾問題における政治的約束を厳守し、『一つの中国』原則を揺るがず堅持し、客観的かつ理性的、前向きかつ友好的な対中認識を確立し、『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』など双方間の重要な共通認識を実際の行動に反映させ、二国間関係が正しい軌道に沿って健全かつ安定して前向きに発展する後押しをすることを希望する。混迷する国際情勢を前に、この地域が全般的な平和・安定局面を維持するのは容易なことではなく、一層大切にすべきだ。特に、外部勢力が波風を立て、地域を撹乱し対立と対抗を引き起こすことを防ぐ必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年10月10日
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