青海省に生息するユキヒョウの数が約1200頭に
人民網日本語版 2024年10月25日13:30
10月23日は「世界ユキヒョウの日」。青海省林業・草原局によると、現時点で、同省の各市・自治州に生息するユキヒョウの個体数は約1200頭となっている。
「雪山の王」と称されるユキヒョウは、青蔵(チベット)高原、及びその周辺の山地の標高3300-5000メートルの場所に生息している。世界で最も高地に生きるネコ科の動物だ。ユキヒョウが険しい山の岩場を自由自在に移動できる秘密は、その短くてがっしりとした足と長く力強いしっぽにある。
青海省は近年、ユキヒョウの調査とモニタリングを展開している。うち、三江源(チベット高原の奥地の長江・黄河・瀾滄江の源流地)エリアのモニタリングエリア14ヶ所の面積は計2万3331平方キロで、すでにユキヒョウ139頭が確認されている。そして同エリアに生息するユキヒョウは少なくとも952頭と試算されている。祁連山脈エリアのモニタリング面積は1万5044平方キロで、そこに生息するユキヒョウは251頭だ。長年、生息地の原生状態をできるだけ完全な状態で守るための取り組みが実施されていることが功を奏し、青海省のユキヒョウの個体数は著しい増加傾向を示している。最新の報告やモニタリングデータを見ると、青海省内に生息するユキヒョウの数はすでに1200頭以上に達しているとみられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年10月25日
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