中国の新世代「人工太陽」が新たな進展 デジタルツインシステムが初導入
人民網日本語版 2024年11月05日11:30
新世代「人工太陽」中国環流3号の新たな物理実験がこのほど、始まった。中核集団の科学研究チームが独自に開発したデジタルツインシステムが初めて導入・使用された。人民日報アプリが伝えた。
中国環流3号は中国が独自に設計・建造した磁気閉じ込め核融合ビッグサイエンス装置、そして現在中国で最大規模で最高スペックの先進的なトカマク装置で、新世代「人工太陽」と称される。同装置は昨年末より世界に開放されている。今年の第1回国際合同実験では、フランスや日本などの世界の17の有名科学研究機関・大学が参加した。世界で初めてある特殊な先進的な磁気構造を発見・実現した。
真空熱処理は装置運営の重要な一環だ。デジタルツインシステムはこのプロセスに「スーパーアイ」を装備し、バーチャル空間で物理的な実体と全く同じデジタルモデルを構築し、真空熱処理プロセス全体の全面的かつリアルタイムで正確なモニタリングを実現している。デジタルツインシステムの応用は、同装置のデジタル重要中核技術の重要な進展を示しており、その安全で安定した運営を保証するものとなる。また全域スマート制御の研究開発の基礎を固めており、幅広い応用の見通しがある。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年11月5日
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