中核集団核工業西南物理研究院が22日に発表した情報によると、世界最大の「人工太陽」の中核部品の開発に重要な進展があった。国際熱核融合実験炉(ITER)熱負荷増強第一壁の1枚目が完成した。その中核指標は設計要求を大幅に上回り、量産化の条件を満たした。これは中国が全面的に「ITER熱負荷増強第一壁」の重要技術を確立し、同中核技術の持続的なリードを保ったことを示している。科技日報が伝えた。
核融合エネルギーの開発を模索するITERは、中国、EU、インド、日本、韓国、ロシア、米国の7者が共同で建設し、世界最大の「人工太陽」と称えられ、現時点で世界で規模が最大かつ最も深い影響力を持つ国際科学研究協力プロジェクトの一つだ。中国はそのうちの約9%の任務を担当。熱負荷増強第一壁はコア部分が1億℃のプラズマに直接面しており、ITERの最も重要な炉心部品で、核融合炉建設に関わる中核技術だ。中国が確立した同技術はこのほど、先駆けて国際認証に合格していた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月24日