<企画>1-10月の経済情勢に関するデータを発表 中国
「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-10月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
2024年1-10月の社会消費財小売総額は前年比3.5%増の39兆9000億元に達し、成長率は1-9月期より0.2ポイント上昇した。
10月の社会消費財小売総額は前年比4.8%増の4兆5400億元に達し、成長率は9月より1.6ポイント上昇した。
▷対外貿易の状況
1-10月には、中国の物品貿易の輸出入総額が前年同期比5.2%増の36兆200億元に上り、全体的に安定した成長を維持した。そのうち輸出は同6.7%増の20兆8000億元、輸入は同3.2%増の15兆2200億元、貿易黒字は同17.6%増の5兆5800億元。
全体的に見ると、1-10月の中国の物品貿易の輸出入には、▽一般貿易と加工貿易が輸出入共に増加▽ASEAN、欧州連合(EU)、米国、韓国との輸出入が増加▽民間企業と外資系企業の輸出入が増加▽電気機械製品の輸出に占める割合が60%近く、といった特徴が見られた。注目されるのは、同期の民間企業の輸出入額が同9.3%増の19兆8500億元に達し、中国の対外貿易全体に占める割合が同2.1ポイント上昇の55.1%に達したことだ。そのうち輸出は同9.3%増の13兆3700億元で、中国の輸出総額の64.3%を占め、輸入は同9.3%増の6兆4800億元で、中国の輸入総額の42.6%を占めた。
▷外資導入の状況
1-10月には、全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比11.8%増の4万6893社に上り、実行ベース外資導入額は6932億1000万元に達した。
産業別に見ると、製造業は1923億2000万元、サービス業は4841億6000万元。ハイテク製造業は801億8000万元で、全国の外資導入額に占める割合は前年比0.7ポイント上昇の11.6%だった。
投資元国別に見ると、ドイツからの対中投資が同7.5%増、オーストラリアが同6%増、シンガポールが同4.4%増(自由港を経由した投資データを含む)。
▷対外投資の状況
1-10月の対外非金融直接投資は前年同期比10.6%増の1158億3000万ドルだった。このうち、中国企業の「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国における非金融直接投資は同3%増の266億5000万ドルだった。
海外請負工事では、今年1-10月の海外請負工事の売上高は前年同期比2%増の1243億8000万ドル、新規契約額は同15.3%増の1776億5000万ドルだった。このうち、中国企業の「一帯一路」共同建設国における請負工事の売上高は同0.8%増の1008億2000万ドル、新規契約額は同15.7%増の1486億4000万ドルだった。
▷関連データ
■1-10月の中国自動車生産・販売、それぞれ1.9%増、2.7%増
1-10月には、中国の自動車の生産台数が前年同期比1.9%増の2446万6000台、販売台数が同2.7%増の2462万4000台に達した。生産・販売共に安定的な増加傾向を保った。
データを見ると、1-10月の中国の新エネルギー自動車の生産台数は前年同期比33%増の977万9000台、販売台数は同33.9%増の975万台となり、新エネ車の新車販売台数が自動車全体の新車販売台数に占める割合が39.6%に達した。
■中国のPMIが「景気拡大」示す50.1%に上昇
10月、中国の製造業の購買担当者景気指数(PMI)は50.1%と、「景気拡大」を示す50を再び上回った。前月比では0.3ポイント上昇し、ここ6ヶ月で最も高くなった。
■3.9%! 中国の住宅取引件数は8ヶ月ぶりの成長を実現
今年10月には、中国の主要な経済指標が一層好転し、経済運営のプラス要因が引き続き増加した。そのうち、10月の全国の新築分譲住宅と中古住宅を合わせた取引件数は前年同期比で3.9%増加し、8ヶ月連続のマイナスからプラス成長に転じた。データから、市場の信頼感が高まり、経営主体の期待が改善したことがわかる。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2024年11月25日
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