<企画>1-8月の経済情勢に関するデータを発表 中国
「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-8月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
1-8月には、中国の社会消費財小売総額は前年同期比3.4%増となった。
▷対外貿易の状況
1-8月には中国の物品貿易の輸出入総額が前年同期比6%増の28兆5800億元に達し、増加率は1-7月に比べて0.2ポイント低下した。そのうち輸出は6.9%増の16兆4500億元、輸入は4.7%増の12兆1300億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4兆3200億元の黒字で、黒字額は前年同期と比べて13.6%拡大した。
国別に見ると、1-8月には中国の主要貿易パートナーとの輸出入額がいずれも増加傾向を維持した。そのうち1番目の貿易パートナーであるASEANとの輸出入額は前年同期比増加率が最も高く10%に達し、2番目の欧州連合(EU)は同1.1%増、3番目の米国は同4.4%増、4番目の韓国は同8%増だった。
1-8月の「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国との輸出入額の合計は同7%増の13兆4800億元だった。
▷外資導入の状況
1-8月に全国で新設された外資系企業は前年同期比11.5%増の3万6968社に達し、実行ベース外資導入額は5801億9000万元に達した。
実行ベース外資導入額を産業別に見ると、製造業が1641億元、サービス業が4022億2000万元となった。ハイテク製造業は前年同期比1.9ポイント上昇の721億4000万元で、全国の実行ベース外資導入額の12.4%を占めた。医療機器・設備製造業は前年同期比77.8%増、専門技術サービス業は同43.4%増、コンピュータ及び事務機器製造業は同33.9%増となった。
自由港を通じた投資を含む実行ベース対中投資額を国別に見ると、シンガポールが11.6%増、ドイツが5.4%増となった。
▷対外投資の状況
1-8月の中国の対外投資協力の状況を説明した。それによると、2024年1-8月には、中国の非金融分野の対外直接投資は前年同期比12.4%増の940億9000万ドル。そのうち中国企業が「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国で行った非金融分野の対外直接投資は同2.2%増の205億1000万ドル。
1-8月期の対外請負工事の完成工事高は同5%増の973億4000万ドル、新規契約額は同21.1%増の1495億ドル。そのうち中国企業が「一帯一路」共同建設国で行った対外請負工事の完成工事高は同3.6%増の784億7000万ドル、新規契約額は同18.8%増の1232億1000万ドル。
▷関連データ
■中国8月のCPI、上昇幅が0.4%に拡大
8月は高温多雨の気象などの要因の影響により、中国の消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇幅が0.4%に拡大し、前月比では季節性変動で上昇が見られた。
前月比で見ると、8月のCPIは0.4%上昇し、上昇幅は前月より0.1ポイント低下した。そのうち食品価格は3.4%上昇した。
■1-8月の「中欧班列」運行本数が1万3056本に
1-8月には、国際定期貨物列車「中欧班列」の累計運行本数が前年同期比12%増の1万3056本に上り、輸送した貨物は同11%増の139万9000TEU(20フィート標準コンテナ換算)に達した。そのうち8月の運行本数は1653本、輸送貨物は17万3000TEUだった。今年に入ってから、中欧班列は6ヶ月連続で単月の運行本数が1600本を突破している。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2024年9月29日
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