中国1-10月の輸出入総額が前年比5.2%増 質の向上・量の安定の流れを維持

人民網日本語版 2024年11月25日16:10

税関がまとめたデータによると、今年に入ってから、中国の対外貿易は圧力に耐え抜き、高い強靱性を示してきた。1-10月期の対外貿易輸出入総額は前年同期比5.2%増の36兆元(1元は約21.3円)に上った。対外貿易の新たな原動力の育成が加速し、国際市場でのシェアが持続的に増加し、世界の輸出成長に対する中国の寄与度は1位となっている。中国の対外貿易の発展は全体的に質が向上し量が安定するという良好な流れを維持した。

1-10月の長江デルタ地域の輸出入総額は同5.3%増の13兆2100億元だった。ハイレベル・先端的製品の輸出が急増した。

同期の深セン市の輸出入額は同19.2%増の3兆7600億元となり、同期の過去最高を更新した。そのうちアジア太平洋経済協力(APEC)の加盟国・地域との輸出入が同18.9%増の2兆5400億元に上り、全国でトップだった。

経済成長を牽引する「トロイカ 」の1つとして、対外貿易は消費の牽引、雇用の拡大、経済成長の促進の面で重要な役割を発揮している。

ここ数年、経済グローバル化は逆流に見舞われ、世界開放指数は低下し、保護貿易主義が台頭し、中国の対外貿易の輸出入は大きな課題に直面している。

これと同時に、中国経済のファンダメンタルズ及び広大な市場、高い強靱性、大きなポテンシャルといった有利な条件には変わりがなく、ストックの政策とフローの政策が引き続いて力を発揮し、対外貿易発展のポジティブな要因が絶えず積み上がり増加していることをしっかり見なければならない。中国には対外貿易の質の向上・量の増加を実現するための基礎があり、支えがある。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年11月25日

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