浙江省義烏の3Dプリンターで作成した玩具が大ヒット商品に 欧米に輸出

 2024年12月04日11:17

欧米が今、年末商戦のシーズンを迎えているのを背景に、「世界のスーパー」と呼ばれる浙江省義烏市は、輸出のピークを迎えている。そして、多くの越境EC企業が、納期に間に合うように出荷できるよう、残業や休日出勤をすることで対応している。

卸売市場「義烏国際商貿城」の「玩具特色エリア」で、バイヤーの陳俊宇さんは、3Dプリンターで作成した玩具を扱う店で、新製品を探していた。そんな陳さんは取材に対して、「義烏市場で主に各種玩具を仕入れて、米国に輸出している。今年は3Dプリンターで作成した玩具が米国で特に流行っている」と話していた。

義烏国際商貿城で店を経営する呂旭連さんは、「工場から毎日約3万セットが納品され、うち70%が欧米に輸出されているが、需要が供給に追い付かない状態。工場に足を運んで、商品が出来上がったら、すぐにパッキングして持ち帰るクライアントもいるほど」と説明する。

欧米が今、年末商戦のシーズンを迎えているのを背景に、義烏の越境EC企業も、1年で最も忙しい時期に突入している。ある企業は今年のホリデーセール「ブラックフライデー」の2ヶ月前から、急ピッチでデザインと生産、商品ストックを進める繁忙期に突入した。海外の消費者のニーズに確実に対応できるよう、同企業はすでにブラックフライデーに照準を合わせて海外倉庫のストック量を調整し、もともとのストックのベースに、商品を20-30%増やしているという。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年12月4日

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