中印国境問題特別代表会合が北京で開催

人民網日本語版 2024年12月19日16:21

第23回中印国境問題特別代表会合が18日、北京で開催された。中国側特別代表を務める王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)とインド側特別代表を務めるドヴァル国家安全保障担当補佐官が、中印国境問題や両国関係について踏み込んだ建設的な意思疎通を行った。新華社が伝えた。

王氏は「特別代表の正式会合は本日が5年ぶりの開催となる。双方は経験総括、未来志向、協力・ウィンウィンの精神に基づき、国境問題を両国関係において適切な位置に据え、国境地帯の平和と安寧をしっかりと共同で維持し、中印関係を健全かつ安定的な発展の軌道へと早期に戻していくべきだ」と述べた。

ドヴァル氏は「印中は共通利益や近い考えが多く、平和的に共存し、手を携えて共に歩む必要がある。この5年間、双方の共同努力の下で、国境地帯の関連問題が適切に解決されたことには重要な意義がある。インドは中国と実務的姿勢で、成果に富む意思疎通を継続し、国境問題の最終解決のために必要な条件を絶えず整えていくことを望んでいる」と述べた。

双方は、2005年に合意した政治的指導原則に従い、国境問題について、公平で合理的かつ双方共に受け入れ可能な包括的解決策を探ること、容易な問題から先に取り組み、段階的に進めていく精神に基づき、今後の作業のロードマップを策定することを再確認した。また、国境問題特別代表会合制度の役割を十分に発揮し、国境情勢に対する常態的な管理・コントロールを強化することを強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年12月19日

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