「カピバラ」や「三体」…成都の街角で感じる消費の新形態

人民網日本語版 2024年12月23日15:07

四川省成都市の四川天府新区で超大型の公園・店舗一体型商業施設「天府招商花園城」がオープンした。親子向け形態をコンセプトの中核とし、エデュテインメント(楽しみながら学ぶ)を特色あるテーマとした空間を構築することで、あらゆる年齢層の子どもを対象にした親子消費の新たな場所となっている。

花園城は開放型公園と一体化し、全国初のカピバラのテーマパークを併設している。

写真提供・新華社

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成都市交子大橋の双子塔の下方に「水滴」が浮かび上がった。これは9月に同市で完成した三体4D空間で、SF小説「三体」に登場する次元レベルの武器「二向箔」などのキーワードが壁いっぱいに記され、編年体形式で三体の宇宙の進化の物語が紹介され、まるで空間トンネル「ワームホール」のような場所もあり、訪れた人をこれまで体験したことのない宇宙の次元へ連れて行ってくれる。三体テーマ関連の文化クリエイティブグッズ、衣類・服飾品、アフターヌーンティー、VR(仮想現実)インタラクティブプログラムなどもあり、ここはクリエイティブな消費空間であるだけでなく、SFの世界をリアルに体験できる場所でもある。

写真提供・新華社

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感性を重視する消費ムードの背後には、理性による事業展開がある。このほど発表された「成都市消費空間特定計画2024-35年」の作成背景の部分では、「体験型消費、情緒的価値、個人的体験を追求する」ことが現代の消費者の消費における主な訴求であり、情緒的価値と多様な体験を持続的に提供でき、「人の心を一層理解できる」消費シーンが消費者の争って訪れる人気の消費目的地になるとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年12月23日

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