中国初の人工知能芸術学院が天津で設立

人民網日本語版 2025年01月06日10:00

中国初の人工知能(AI)芸術学院が2024年12月30日、天津美術学院で発足した。これはAI技術の急速な発展の中で、天津美術学院が「新しい芸術科目」の建設を模索する重要な措置であり、中国の高等美術教育の革新的なブレイクスルーでもある。光明日報が伝えた。

学院は現在、1つの学部専攻及びデータ芸術と生成芸術、脳科学とスマート芸術、メタバースとゲーム化された学習、AIエージェント芸術とロボットデザインの4つの大学院教育カリキュラムを設置している。指導教員は、学内の修士課程指導教員及び外部のAI分野の学者・業界の専門家で構成される。

天津美術学院の邱志傑院長は、「芸術家と科学者、科学研究機関、イノベーション型企業の活動プラットフォームを構築することで、芸術家と科学者が手を携えAI芸術の方法・ツール・シーンなどの面で画期的なブレイクスルーの達成を促進する。当学はAIスマート芸術により、天津市の都市更新と北京市・天津市・河北省一体化経済・社会の発展に寄与する。スマート製造、スマート交通、人型ロボットデザイン、脳科学研究、科学コミュニケーションと科学教育、新形態公共芸術、社会美育などの分野で果敢に挑戦する」と述べた。

天津市教育委員会の羅延安副主任は、「天津美術学院AI芸術学院の設立は、天津さらには中国全土の芸術教育の新たな視野を切り開き、新たな活力を注入する。芸術と科学技術の深い統合を促進し、国際的な視野、革新的な思考、実践能力を持つ新型芸術人材をより多く育成する」と述べた。

中国科学技術館などの4機関と天津美術学院は同日、戦略的協力書に調印した。AI芸術学院の教育、科学研究・創作、人材育成のための質の高いプラットフォームを構築する。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年1月6日

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