「無料の北京半日ツアー」が登場 乗り継ぎ目的の外国人旅行者対象に

人民網日本語版 2025年01月15日14:32

北京天壇公園で、記念写真を撮影するイギリスから訪れた2人の観光客(12月5日撮影・鞠煥宗)。

北京天壇公園で、記念写真を撮影するイギリスから訪れた2人の観光客(12月5日撮影・鞠煥宗)。

乗り継ぎ目的で中国に一時入国する外国人旅行者をさらに呼び込み、良いサービスを提供し、中国に対するイメージアップにつなげるべく、旅行サイト・携程集団はこのほど、「無料の北京半日ツアー」を打ち出した。2024年12月27日に正式に打ち出されたこのサービスは、乗り継ぎ目的で北京へ来た外国人旅行者なら誰でも申し込むことができ、半日で中国文化に対する理解をグッと深めることができるようになっている。

乗り継ぎ目的で中国に一時入国する外国人旅行者を対象に、北京が打ち出した初の無料体験プロジェクトとなる「無料の北京半日ツアー」は、北京観光体験をワンストップ型で提供する。その内容には、無料での交通機関の利用、外国語での案内、観光スポットのチケット、及び無料のインターネット接続サービスなどが含まれており、外国人観光客が北京の魅力を気軽に楽しむことができる。北京首都国際空港の第3ターミナルの集合場所で申し込みを行うことができ、オーストラリアや英国、ドイツ、フランス、シンガポールを含む約50ヶ国から来た旅客が既に「無料の北京半日ツアー」を楽しんだという。

申し込みを済ませた外国人旅行者は、北京首都国際空港から出発して、万里の長城か北京中軸線という大人気観光スポットを観光することができる。八達嶺長城(万里の長城)の壮大な景色を観光するコースを選択すると、2000年の歴史を誇る中国の建造物の奇跡を自分の目で見ることができる。北京中軸線の無形文化遺産を楽しむコースを選択すると、天壇や前門大街、天安門広場などを観光し、北京の悠久の歴史や奥深い伝統文化を体感することができる。次の飛行機に乗るまでのわずか半日という短い時間で、外国人旅行者が中国文化に対するイメージを高め、思い出を作ることができる。

携程網の統計によると、中国がビザ免除措置の対象を拡大したほか、トランジットビザ免除措置が適用される外国人の滞在時間がこれまでの144時間から240時間へと延長されたのを背景に、インバウンドが活況を呈している。2024年、携程網のインバウンド関連の予約数は前年比で2倍以上に増え、海外のプラットフォームにおける「人気の中国旅行コース」の予約数も前年比で500%以上増えた。今年の春節(旧正月、今年は1月29日)期間中のインバウンドの予約数は、前年同月比で203%増となっている。インバウンド客に特に人気の都市となっている北京の2024年のインバウンド客は185%増だった。国別で見ると、特に多いのはシンガポールや韓国、米国、ロシア、タイとなっている。外国人観光客に人気の観光スポットトップ5は、ユニバーサル・スタジオ・北京、八達嶺長城、慕田峪長城、故宮博物院、頤和園となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月15日

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