エレベーターとロープウェイで登校する大峡谷の子供たち 雲南省
人民網日本語版 2025年01月16日10:28
エレベーターに乗ってロープウェイの乗り場まで来た子供たち。撮影・賈理要
雲南省の尼珠河村の小学生9人は尼珠河大峡谷の谷底からエレベーターに乗り、3分も経たないうちに268メートル上のロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイに乗り換えて5-6分で峡谷の上にある官寨小学校に到着した。家から学校までにかかった時間は30分ほどだった。人民日報が報じた。
ロープウェイに乗る子供たち。撮影・賈理要
尼珠河大峡谷は雲南省と貴州省の境界にある。尼珠河村の小学生たちが通う雲南省宣威市普利郷の官寨小学校は峡谷の上にあり、標高は1650メートル。一方、尼珠河村は峡谷の谷間にあり、その標高は1100メートル。小学校との標高差は550メートルもある。以前、この村の子供たちは学校に行くために、3-4時間かけて山を登ったり、絶壁を登ったり、川を渡ったりしなければならなかった。
以前、険しい山を登って登校していた子供たち。資料写真
宣威市は2017年、尼珠河大峡谷観光プロジェクトを始動し、絶壁にエレベーターを建設した。2022年に景勝地が完成し、尼珠河村と付近の村民は無料でエレベーターを利用できるようになった。同年10月には、高さ268メートルのエレベーターと標高差約200メートルのロープウェイが完成し、子供たちはエレベーターとロープウェイを使って通学できるようになった。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年1月16日
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