【習近平総書記の関心事】中医薬の継承・革新・発展の物語

「中医薬は伝統医薬の傑出した代表であり、中華文明の至宝だ」「祖先が我々に残したこの貴重な財産をしっかりと継承し、発展させ、活用し、中医薬の世界的な普及を後押しする必要がある」。中国共産党第18回全国代表大会（第18回党大会）以来、習近平総書記は中医薬の発展に関して重要な指示を繰り返し出してきた。全国各地で習総書記の指示に従い革新的な実践が進められ、中医薬の継承・革新・発展は新たな成果を収めている。

収集した中医薬の外来診療データを活用し、浙江省中医院が開発した中医デジタルツインロボット（取材先提供）

浙江省中医院奉化中医診療センターでは、中医学の主治医が患者を診察した後、AIを活用した「国医名師スマート診療支援システム」に症状を入力することで、医師の診断と浙江省の名医の診療経験を組み合わせて処方箋が作成される。この診療システムの誕生は、浙江省の「スマート医療」改革の成果である。

2024年11月20日、貧困地区の子供達に衛生習慣を指導する中国の第16次ナミビア医療支援チームの黄欽隊長（取材先提供）

海外医療支援チームは、中医薬の国際的な普及に重要な役割を果たしている。浙江省衛生健康委員会の担当者は「浙江省がナミビアに中医学専門の医療チームを派遣し始めてから2025年で20年になる。すでに計16回、延べ70人近くの中医師が派遣され、アフリカで中医薬が定着する後押しをしてきた。現在、医療チームの月間診療件数は延べ1200人前後を維持している」と語る。

現在、中医薬は各国との協力の新たな分野となり、国際的影響力を高めつつある。中医薬はすでに196ヶ国・地域に広まっている。中国政府は40以上の外国政府、地域当局、国際機関と中医薬協力文書を締結している。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年1月20日