2024年の中国・世界の科学技術進展ニューストップ10が発表

中国科学院と中国工程院が主催する「両院院士が選ぶ2024年の中国・世界の科学技術進展ニューストップ10」が22日、江蘇省南京市で発表された。月探査機「嫦娥6号」の月裏側サンプルリターン、初の「宇宙地図」写真などの20件の重要科学技術成果がそれぞれ入選した。中国新聞網が伝えた。

2024年の中国の科学技術進展ニューストップ10は次の通り。嫦娥6号が初めて月裏側サンプルリターンを行い、最初の研究成果を発表。中国の科学者が世界初の視覚プリミティブに基づく脳型相互補完視覚チップを開発。中国初の大洋掘削船「夢想」号が正式に配属。科学者が世界初のPbクラス超大容量光ディスクストレージを研究開発。「天関」衛星が打ち上げに成功し、一連の成果を取得。中国の研究者が液体ヘリウムを使用しない極低温冷却の新しいソリューションを提供。中国の科学者が世界初の汎用CAR-T療法の成果を発表。中国がスーパー顕微鏡を開発し、初めて大規模な細胞相互作用の全プロセスを観察。中国の科学者が世界で初めて凝縮系物質における重力子モードを観察。第2回青蔵科学調査で世界最長の山地アイスコアを掘削するとともに、一連のブレイクスルーを実現。

2024年の世界の科学技術進展トップ10は次の通り。科学者が初めて3Dプリントにより機能的なヒト脳組織を印刷。グーグルの新しい量子チップが精度のマイルストーンを達成。ユークリッド宇宙望遠鏡が最初の科学成果（初の「宇宙地図」写真など）を発表。科学者がこれまで最大の脳遺伝子制御ネットワークマップを作成。超正確がん細胞3Dマップが誕生。初のバイリンガル脳読み取り装置で失語症患者が再び口を開く。米「スターシップ」が5回目の試験飛行を実施、ブースターの「箸」によるキャッチに成功。世界初の幹細胞治療でヒトの視力が回復。世界初のゲノム編集を施したブタ肝臓の人体への移植が成功。長期的に有効なHIV予防注射薬の試験に成功。（編集YF）

「人民網日本語版」2025年1月23日